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3.人間尾崎
--現在では、事業も順調にこなし事務所の家賃に困ることはない。
佃のマンションから、汐留のマンションに買い換え、大好きなランボルギーニ、さらに自家用の船までも所有する身となった。
言葉では、語り尽くせないような苦労をしてきたが、自分を追い出した人たちを恨んではいないという。
懐も大きく、そして、あらゆることを成し遂げることの出来る男、尾崎とはどのような人間だったのだろうか?
尾崎 下町生まれで、おやじは電気工事店をやっていました。
裕福とは言えない家庭で育ち、小さいころから、いつか社長になるんだと思っていましたね。
昔から、熱中すると行き着くところまで、自分で調べないと納得しない性格。高校生のころは、スーパーカーが大好きで、タイヤをなめるほど没頭たね。
パソコン通信にも傾倒して、日本で初めてのBBSを作ったかな。それからクレジットカードの、チェックデジット 。これは、どうしても解きたくなって、学生時代、ノート70冊、約3年の歳月を掛けて解明しましたよ。
今の事業、セキュリティ関連のシステム開発には大いに役立っています。
--始めたら、極めるまでは止まらない。そんな気質は、常に一流のものを求めるという行動にも現れている。
尾崎 喫茶店でアルバイトをするような学生なのに、そのバイト代で20万円のステーキを食べにいったり、ヴィトンのアタッシュケースを買ったり…。
昨夜は子どもの駒を見ていたら、一流のものが欲しくなり、1年間回り続ける駒を見つけましたよ。
時計、車は、上を見ると切りがないのでまだまだ途中ですけどね。
--一流のものの持つ、優れた機能・技術を嬉々として話す尾崎。ハイスペックでなければ許せないという志向は、自分へも向けられている。それが、徹底的に調べ尽くす体質。
そして、一流の技術を自分のものにしてしまうという原動力といえるのかもしれない。尾崎は、自分のビジネススタイルをこう語る。
尾崎 僕は、常にゲリラ戦。勝算も計算もなしに始めてしまう。ベッコアメのときもまずは、利用料年間3万円定額をひらめいた。
現実的な計算はそのあと。安定した企業を2倍3倍に増やすよりは、ゼロからロケットを発射させる起業の方が向いているね。だから、今も数々の立ち上げに相談に乗っていますよ。勝算なしの相談を受けて、3年後にやっと御礼がくることもザラです。
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| キャッシュデジットの話が出たとたん、ボードに素早く数字を書きはじめた。解き明かした計算を解説する、尾崎氏。思い付いたら素早く行動する人でもある。 |
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